当社が属する物流業界におきましては、従来からの景気の先行き不透明感による個人消費の伸び悩みや、業界内における企業間競争の激化、並びに人材不足等が引き続き予想され、今後も企業環境を取り巻く厳しい経営環境が続くものと予測されます。
従ってこの様な状況下、ＭＳＪは以下の課題に重点的に取り組んで行く方針です。
（１）既存事業の高収益体質化による財務体質強化について
当社の今後の成長、事業拡大、財務体質強化には、既存事業の高収益体質化によるキャッシュ・フローの増大が不可欠であると考えております。
既存事業の高収益体質化を実現するためには、共配物流の更なる強化、ＩＣＴ端末の様々な分野への活用、及び本社業務の効率化によるコスト削減等に積極的に取り組んで行きます。
（２）人材の確保・育成等について
当社の今後の成長・事業拡大には、正社員だけではなく臨時社員を含めた人材の確保、人材の育成が必要不可欠であると考えます。
現在当社では、正社員、並びに汎用性の高い臨時社員に対しても、全社統一教育プロジェクトとしての「人事評価制度」を実施しています。
同プロジェクトをはじめとした臨時社員に対する教育システムを確立させることにより、臨時社員の更なる能力向上による運転技術力向上は勿論のこと、早期退職者削減を実現させ、長く働ける環境作りを進めていく方針です。
また、当社の将来ビジョンを共有している正社員に対しては、５Ｗ１ＨとＰＤＣＡに対する意識向上といった営業所単位の人材教育だけではなく、正社員が経営者視点を持ちながらブランド マネジメントが可能な人材へと育成することが急務です。
当社では、経営者視点を持つ正社員を育てていく為に、「理念浸透」（企業理念、経営理念、運営理念、労働理念）を重要課題としており、年に２回開催される社員懇談会や社内報の制作、及び配布等の施策により、社員一人一人がモチベーションを創り出し、誇りを持ったロイヤリティの高い正社員を増やしていく方針です。
正社員の人材の確保については、即戦力となる中途採用に加え、将来経営幹部候補となる新卒採用を積極的に強化していく方針でおります。
代表取締役社長
井上 俊彦
